コーンとラコーンについて
●Khonコーン(仮面舞踏劇)について
タイの芸術文化を代表するジャンルで、“クラビー・クラボーン(刀こん闘技)”“ナン・ヤイ(大影絵芝居)”から発展したといわれています。演目は「ラーマキエン」のみが用いられ、踊り手は仮面を着け、語り手の独特な語りと会話により進行します。その語りと会話に合わせて見せる様々なジェスチャーが独特で、足踏みに重点を置いているようです。音楽も躍動的な伴奏が印象的です。
●Lakhonラコーン(舞踊劇)について
ラコーンの語源は、南部のナコーンシータンマラート説とカンボジア説とがあるようですが、足踏みを中心とした動きの「コーン」に対して「ラコーン」は手の動きに重点が置かれているようです。「コーン」同様に仮面を着けた踊り手も登場しますが、語りや会話ではなく歌が用いられます。音楽の音色もやわらかい印象で優美です。