タイ式ハーブマッサージについて
タイはハーブの産出国で多種多様なハーブが栽培されていることでも知られています。
特にハーブティーとして親しまれるタクライ(レモングラス)は、消化を助け、貧血、体力回復にも効果があるといわれます。このレモングラスは、世界三大スープとして有名な「トムヤンクン」にもふんだんに使われますね。
また、お肌により強い刺激を与えるターメリック(生姜科/別名:ウコン)は、美白効果があり、つやのある若々しく美しいお肌をつくります。ターメリックを使用した料理の代表的なのはなんといっても「カレー」ですね。
他にもハーブの種類はたくさんありますが、飲食を含んだその効能は下表の通りです。飲んで良し、食べて良し、嗅いで良し、体に浸して良し…といったように、私たち人間に万能ともいえる植物ですね。
体内作用 1.血行を促進、浄血作用
2.殺菌作用
3.消化不良からくる腹痛を和らげる
4.生理痛、つわりを含むお腹の痛みを和らげる
5.利尿効果
6.乗物酔い、二日酔い、手術や化学療法で起きる吐き気を抑える作用
7.血圧を下げ、心臓病や半身麻痺を引き起こす動脈硬化を防ぐ
8.抗酸化作用(老化防止)
9.肺を温め、咳を鎮める作用
10.精神安定作用
11.傷口の痛みを和らげる
12.関節炎を和らげる
13.インフルエンザウイルスを殺し免疫力を高める
14.熱やのどの痛みなどの風邪の症状に効果がある
美容効果 1.美白効果を促しつやのある若々しいお肌に
2.頭皮の血の巡りを良くし毛髪の育成を促す
ダイエット効果 1.脂肪を燃焼させやすい身体に改善することで太りにくい体質に
タイ式のハーブマッサージはたくさんの種類の自然薬用植物から作られた薬用ハーブボールを使います。
お湯に浸してあたためたハーブボールを体に直接あてながらマッサージを行います。いわゆる温熱療法で筋肉疲労を和らげます。
日本人には少々強いハーブの香りがしますが、この香りは精神を安定させる効果があり、鼻や咽にもよいといいます。老化した表面の皮膚組織をゆっくりと取り除かれ、薬効成分がお肌に浸透しますので美容にもいいようです。
なお、ハーブボールの混合成分はメーカーによって多少異なりますが、ターメリック(生姜科/別名:ウコン)、レモングラス、ライム(こぶみかんの葉っぱと樹皮)、プライ(生姜に似た植物)、タマリンドなどが配合されています。
ターメリックを多く含んだタイプのハーブボールは、より強い香りと美白効果があり、乾燥肌の人や脂性のお肌により強い刺激を与え効果を出します。
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