王権思想について
タイの王権思想の根源は、「三印法典」の冒頭の書“Mahasammutrat”(マハソムッティラート)という語にあるとされています。これは「パーリ三蔵長部経典」の一説話に由来する語で、その原語であるパーリ語“Mahasammata”は「人民によって選出された王」という意味をもっています。この王は“Khattiya”(カティーヤ)であるとされ、その意は「国土の王」で、タイ語の王を意味する“Chao Phaendin”の原義がもともと「国土の王」であることと一致しているということ。
“Mahasammata”は、王のとるべき布施、持戒、喜捨など10の徳目と在家仏教徒に定められた五戒・八戒とを守り、「プラタンマサタート」を十分学習し、王に対する奉仕・非奉仕の正邪を判断し、行い正しきものを励まし、正しい手段によって王庫に富みをもたらし王室の繁栄を図る。という4法を実践しなければならないとなっています。
現王朝チャクリ王朝の歴代王
ラーマ1世 1782〜 チャクリ王 portrait
ラーマ2世 1809〜 プラプタヨドファ王 portrait
ラーマ3世 1824〜 チュートサダーボディン王 portrait
ラーマ4世 1851〜 モンクット王 portrait
ラーマ5世 1868〜 チュラロンコーン王 portrait
ラーマ6世 1910〜 ワチラウット王 portrait
ラーマ7世 1925〜 プラチャティポック王 portrait
ラーマ8世 1934〜 アーナンタ王 portrait
ラーマ9世 1946〜 プミポン王 portrait
現プミポン国王の後継者は、Mahaの称号を持つVajiralongkorn(ワチラロンコーン)王子かSirindhorn(シリントーン)王女のどちらかと言われています。
現国王ラーマ9世
現国王はラタナコーシン王朝第9代目プーミポン・アドウンラヤデート王(1927年生)です。タイ国民の各家庭には必ず国王の写真が飾られ、国王の写真入りのペンダントも肌身はなさず持っている人もいたりで、その尊敬ぶりは絶大です。
●プーミポンアドウンラヤデート王プロフィール
 (国王に敬意を表しヘッダーのない新規ウインドウで開きます)
12月5日の誕生日と新年の挨拶には、毎年恒例の国民へのメッセージがあります。2001年は現タクシン・シンナワット政権に対する苦言だったようです。
1999年12月5日、プミポン王72歳の記念に制作された家紋 プミポン王即位50周年記念に制作されたシンボルマーク
The Story of MAHAJANAKA(マハジャナカ)
“MAHAJANAKA”(マハジャナカ)はインドから伝わる仏陀の生前物語である“Jataka”(ジャータカ)を元にした物語です。全547話あるなかの最後で最長の話で最も重要視されている「マハチャート」(大ジャータカ)が、寺院の説教で語られ、壁画の題材にもされています。この物語りは、布施太子「ヴェサンタラ・ジャータカ」はシャカの生涯を想起させ、十波羅密を表現しているといわれます。
アユタヤ王朝時代1482年にトライローカナート王の「マハチャート・カムルアン」がタイ語としての最古の翻訳といわれています。直訳ではなく韻文形をとり、語って聞かせる意訳であることが特徴で、タイの民話や舞踊、仮面劇、影絵芝居、人形劇などタイの伝統文化として様々な形で伝承されています。
●The Story of MAHAJANAKA
タイ王室の関連サイト
■王室関連サイト
Palaces of the King
Vimanmek Palace
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