「マノーラ」という名称について
「マノーラ」って何? とよく聞かれます。しかし、残念ながら日本語の文献が乏しく正直なところあまり詳しいことはわかりません(*^^*)。
タイの寺院内に半人半獣の奇妙ともいえる彫像や絵をよく見かけます。これらはタイの伝説や神話に登場する英雄や悪魔たちです。そのなかに「キンナリー」という女性の頭部と胴体に鳥の羽と足を持つ半人半鳥の7人の天女姉妹がいます。「マノーラー」はその姉妹の末っ子の名(らしい)。というのは民話「マノーラー姫」のお話し。
割と知られていると思うのが、タイの伝統舞踏劇の「マノーラー物語」。鳥の姿で登場しますので、タイへご旅行されてご覧になられた方も多いと思います。これらのほとんどがインドの神話を基にしているようで、他にも数多くの民話があります。日本の神話では七夕の「織り姫」もありますね。話の内容は違っても、天女にまつわる話は世界各国にありとても興味深い。
なぜ店名を「マノーラ」にしたかということに対する深い意味はありません(^_^)。どうも日本人の私にとってタイ語の響きがちょっと「重い」印象があり、そのなかで、この名称の響きがとても軽やかでやさしく聞こえたので採用いたしました。
ただし
実のところ、タイ人の口にする発音をもっと正確に現わそうとすると「マノーラー」となり、“ラ”が強く語尾がのびてちょっと気だるい感じの発音です。「マノーラ」として日本人が発音するとたぶん“ラ”が一番弱く聞こえますよね。それが狙いでもありました(*^^*)
●タイの民話「マノーラー姫」の内容
Muang BoranにあるManohra Garden
バンコクから結構離れた距離にあり、観光ツアーにもあまり組まれていないこともあって残念ですが、建設に10年ほどかけてタイ王国の主要な名所を実物大に建造した、古代都市ムアン・ボーランという名所があります。このムアン・ボーランの中にマノーラ・ガーデンなる彫刻もあります。
文化的な遺産だけではなく、伝統や習慣を含めた日常生活もかいま見ることができる新名所です。
The Ancient City Co., Ltd. (Muang Boran)(英語)
そのほかの「マノーラ」
●深田恭子主演「マノーラ姫」を題材とした短編映画のDVD
●当店とは関係ありませんがバンコクへご旅行される方ぜひマノーラクルーズを
●とってもおいしい「マノーラ」のお菓子